もも福ブログ
旅と日本酒
日本酒

奈良の日本酒『春鹿』へ!酒蔵見学を体験してきました

春鹿では、毎年2月に酒蔵見学会が開催されています。通常の『きき酒体験』とはちがい、酒造りそのものを見学させてもらえる貴重な機会です。

今回は、Instagramに投稿されていた告知に、気づけたので迷わず申し込みました。(昨年は、気づくのが遅く、おまけに悩んでいたから、即、売り切れていました。トホホ…)

WEBでのみ、申し込みが可能で、『酒蔵見学限定酒』を購入した特典として、酒蔵を見学できます。

「前日には、納豆を食べないでください」との注意書きを、忠実に守り、その日に備えます。

なぜなら、納豆に含まれている納豆菌は非常に強い菌で、日本酒造りに重要な麹菌に悪い影響を与えてしまうからご法度なんです。

店舗の奥へと進み、2階へ案内されます。タンクがある部屋に近づくにつれて、醪が発酵している香りが一気に充満してきます。

醪(もろみ)とは、蒸米、米麹、酒母、水を加えたものを、発酵させたもので、日本酒になる手前の段階のものです。

室内は温度管理されているため、2月の寒い時期に、冷房が効いてとても肌寒いです。

そんな中で、おいしいお酒を造ってくださっていると思うとありがたいですね。

上記の写真は、木桶を使ってお酒を造っているところです。醪の発酵が、かなりすすんできて、右サーマルタンクの醪より米が溶けているのがよくわかりますね。

発酵が終わると、醪をしぼり、液体と、酒かすにわけて日本酒が出来上がります。

ちなみに、写真の木桶では一回の仕込みに、720ml瓶で約800本ほどしか造れませんからとても貴重な一本です。

今回は、おみやげにいただいた限定酒と、木桶で醸された日本酒をお家へつれてかえりました。

JR・近鉄、奈良駅から、最寄りの福智院までバスも出ていますが、興福寺や猿沢池、ならまちを散策しながらゆっくり歩いてみるのもおすすめです。

他にも、春鹿では、通年、酒蔵で利き酒ができます。レジで500円を支払えば、5種類のきき酒と奈良漬を楽しめて、いつもたくさんのお客さまで賑わっています。